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  3. 猫の通院に必要なのは、キャリーバッグだけじゃない!「洗濯ネット」が必要な理由とは?

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通院は、猫にとって大きなストレスです。

動物病院が嫌いな猫さんは、多いのではないでしょうか?

飼い主さんも、通院にはとても神経をつかいます。

先生に診てもらって、無事に帰ってくるまで一切気をぬけません。

通院に必要なもの(必須)

  • キャリーバッグ
  • 洗濯ネット

なぜキャリーバッグだけでなく、洗濯ネットが必要なのか?

それは、猫の「安全を守るため」です。

今回は、通院にキャリーバッグと洗濯ネットが必要な理由と、おすすめグッズをご紹介します。

茶トラ猫と動物病院

キャリーバッグは必須

キャリーバッグは猫を、「すみやかに、安全に」移動させるためのものです。

猫を入れた後は、キャリーバッグのドアがきちんとロックできているか、必ず確認します。

車で移動する場合は、キャリーバッグをシートベルトでしっかり固定してください。

事前に、キャリーバッグの中にペットシートを敷いておきましょう。

キャリーバッグはハードタイプがよい

キャリーバッグには様々な種類があります。

  • 天井と正面の2ドアタイプ
  • 天井1ドアタイプ
  • 折りたたみタイプ
  • ショルダーベルト付きタイプ
  • リュックタイプ

…など。

おすすめのキャリーバッグは、猫の出し入れがしやすい「ハードタイプの天井と正面の2ドア」です。

※上記のサイズはSです。サイズをご確認ください

高齢猫には天井全開タイプがおすすめ

猫が10歳の高齢になった頃から、通常年1回の通院が年2回になります。

天井全開タイプは、猫の出し入れがしやすいので、通院回数の増える高齢猫の負担を減らすことができます。

洗濯ネットも必須

洗濯ネットが必要な理由、それは「猫を守ってくれる」からです。

猫を先に洗濯ネットの中に入れてから、キャリーバッグに入れます。

もし、猫を洗濯ネットに入れず、そのままキャリーバッグに入れたとして、キャリーバッグのロックが壊れていたら…きちんとロックができてなかったら…。

猫は、外に飛び出してしまいます。

移動中にキャリーバッグを落としてしまい、ドアが開き、猫が飛び出して逃げたという事例もあります。

飛び出した時の危険は2つ

  • 交通事故にあうかもしれない

猫が急に道路に飛び出して、車にひかれてケガをしたり、最悪命を落とすこともあります。

  • 迷子になるかもしれない

猫が逃げ出して隠れてしまった場合、すぐに見失ってしまいます。

また、遠くに行って迷子になり、帰ってこられなくなることもあります。

洗濯ネットは2種類

  • 目の粗いタイプ

網目が大きいため、猫の様子が見えます。

猫も外が見られるため、不安が軽減されます。

目の粗いタイプは、爪切りの時にも使用可能です。

  • メッシュタイプ

網目が細かいため、猫から外が見えづらくなります。

メッシュタイプは、怖がりな猫や、興奮した猫を安心させる効果があります。

大きさは様々ですが、逃げ回る猫には、大きいサイズのネットを使うとよいでしょう。

60cm×60cmの大型サイズがおすすめです。

洗濯ネットはテリトリー(なわばり)になる

猫は基本的に、狭いところや暗いところを好みます。

狭くて暗い方が、猫は落ち着きます。

洗濯ネットが猫を包むことによって、猫は洗濯ネットの中の空間を、自分のテリトリー(なわばり)と認識し安心します。

時間をかけずすぐにテリトリーを作ることは、猫の不安とストレスの緩和になります。

タオルや猫袋も活用できる

飼い主さんが捕まえる際、逃げ回ったり暴れたりして興奮した状態の猫は、洗濯ネットの中に入れた後、さらに上からタオルで包みます。

暗くして、落ち着かせるのが目的です。

タオルのかわりに、猫袋(布の巾着袋)を用意しておくと便利です。

猫をスムーズにキャリーバッグに入れることができます。

タオルや猫袋を使うときは、猫が息苦しくならないように気をつけてください。

洗濯ネットに入れるのが困難な場合

洗濯ネットに入れるのが、どうしても難しい場合はあると思います。

猫が慣れてない場合や猫が暴れる場合、キャリーバッグに入れるのが精一杯の場合など。

こういった場合は、猫をキャリーバッグに入れて、キャリーバッグの上から、布やタオルで全体を包んでください。

キャリーバッグに慣らしておくことが大事

急にキャリーバッグの中に入れられたら、猫は不安になります。

安心できる居場所にするため、室内にハウスとしてキャリーバッグを置き、慣らしておきましょう。

抵抗感がなく入ることができれば、落ち着いて通院ができます。

キャリーバッグは通院の時だけでなく、災害時や移動の時にも使います。

災害時の備えとして、多頭飼いの場合は一頭につき一つ用意しておきます。

また、猫を初めてお迎えする時にもキャリーバッグは必要になります。

まとめ

猫の通院を「すみやかに、安全に」行うために、キャリーバッグと洗濯ネットは必須です。

病気の時や定期健診など、通院はすべて猫さんのためです。

「スムーズに猫を運び」、「安全に家に帰ってくること」が猫のストレス軽減につながり、飼い主さんの安心につながります。

洗濯ネットに入れるのが困難な場合は、猫をキャリーバッグに入れて、キャリーバッグの上から布やタオルで包みます。

今回ご紹介したことは通院に限らず、猫を移動させるすべての場合に当てはまります。

猫を移動させるときは、できる限り「キャリーバッグと洗濯ネットのセット」で行いましょう。