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通院は、猫にとって大きなストレスです。
動物病院が嫌いな猫さんは、多いのではないでしょうか?
飼い主さんも、通院にはとても神経をつかいます。
先生に診てもらって、無事に帰ってくるまで一切気をぬけません。
通院に必要なもの(必須)
- キャリーバッグ
- 洗濯ネット
なぜキャリーバッグだけでなく、洗濯ネットが必要なのか?
それは、猫の「安全を守るため」です。
今回は、通院にキャリーバッグと洗濯ネットが必要な理由と、おすすめグッズをご紹介します。
キャリーバッグは必須
キャリーバッグは猫を、「すみやかに、安全に」移動させるためのものです。
猫を入れた後は、キャリーバッグのドアがきちんとロックできているか、必ず確認します。
車で移動する場合は、キャリーバッグをシートベルトでしっかり固定してください。
事前に、キャリーバッグの中にペットシートを敷いておきましょう。
キャリーバッグはハードタイプがよい
キャリーバッグには様々な種類があります。
- 天井と正面の2ドアタイプ
- 天井1ドアタイプ
- 折りたたみタイプ
- ショルダーベルト付きタイプ
- リュックタイプ
…など。
おすすめのキャリーバッグは、猫の出し入れがしやすい「ハードタイプの天井と正面の2ドア」です。
※上記のサイズはSです。サイズをご確認ください
高齢猫には天井全開タイプがおすすめ
猫が10歳の高齢になった頃から、通常年1回の通院が年2回になります。
天井全開タイプは、猫の出し入れがしやすいので、通院回数の増える高齢猫の負担を減らすことができます。
洗濯ネットも必須
洗濯ネットが必要な理由、それは「猫を守ってくれる」からです。
猫を先に洗濯ネットの中に入れてから、キャリーバッグに入れます。
もし、猫を洗濯ネットに入れず、そのままキャリーバッグに入れたとして、キャリーバッグのロックが壊れていたら…きちんとロックができてなかったら…。
猫は、外に飛び出してしまいます。
移動中にキャリーバッグを落としてしまい、ドアが開き、猫が飛び出して逃げたという事例もあります。
飛び出した時の危険は2つ
- 交通事故にあうかもしれない
猫が急に道路に飛び出して、車にひかれてケガをしたり、最悪命を落とすこともあります。
- 迷子になるかもしれない
猫が逃げ出して隠れてしまった場合、すぐに見失ってしまいます。
また、遠くに行って迷子になり、帰ってこられなくなることもあります。
洗濯ネットは2種類
- 目の粗いタイプ
網目が大きいため、猫の様子が見えます。
猫も外が見られるため、不安が軽減されます。
目の粗いタイプは、爪切りの時にも使用可能です。
- メッシュタイプ
網目が細かいため、猫から外が見えづらくなります。
メッシュタイプは、怖がりな猫や、興奮した猫を安心させる効果があります。
大きさは様々ですが、逃げ回る猫には、大きいサイズのネットを使うとよいでしょう。
60cm×60cmの大型サイズがおすすめです。
洗濯ネットはテリトリー(なわばり)になる
猫は基本的に、狭いところや暗いところを好みます。
狭くて暗い方が、猫は落ち着きます。
洗濯ネットが猫を包むことによって、猫は洗濯ネットの中の空間を、自分のテリトリー(なわばり)と認識し安心します。
時間をかけずすぐにテリトリーを作ることは、猫の不安とストレスの緩和になります。
タオルや猫袋も活用できる
飼い主さんが捕まえる際、逃げ回ったり暴れたりして興奮した状態の猫は、洗濯ネットの中に入れた後、さらに上からタオルで包みます。
暗くして、落ち着かせるのが目的です。
タオルのかわりに、猫袋(布の巾着袋)を用意しておくと便利です。
猫をスムーズにキャリーバッグに入れることができます。
タオルや猫袋を使うときは、猫が息苦しくならないように気をつけてください。
洗濯ネットに入れるのが困難な場合
洗濯ネットに入れるのが、どうしても難しい場合はあると思います。
猫が慣れてない場合や猫が暴れる場合、キャリーバッグに入れるのが精一杯の場合など。
こういった場合は、猫をキャリーバッグに入れて、キャリーバッグの上から、布やタオルで全体を包んでください。
キャリーバッグに慣らしておくことが大事
急にキャリーバッグの中に入れられたら、猫は不安になります。
安心できる居場所にするため、室内にハウスとしてキャリーバッグを置き、慣らしておきましょう。
抵抗感がなく入ることができれば、落ち着いて通院ができます。
キャリーバッグは通院の時だけでなく、災害時や移動の時にも使います。
災害時の備えとして、多頭飼いの場合は一頭につき一つ用意しておきます。
また、猫を初めてお迎えする時にもキャリーバッグは必要になります。
まとめ
猫の通院を「すみやかに、安全に」行うために、キャリーバッグと洗濯ネットは必須です。
病気の時や定期健診など、通院はすべて猫さんのためです。
「スムーズに猫を運び」、「安全に家に帰ってくること」が猫のストレス軽減につながり、飼い主さんの安心につながります。
洗濯ネットに入れるのが困難な場合は、猫をキャリーバッグに入れて、キャリーバッグの上から布やタオルで包みます。
今回ご紹介したことは通院に限らず、猫を移動させるすべての場合に当てはまります。
猫を移動させるときは、できる限り「キャリーバッグと洗濯ネットのセット」で行いましょう。