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猫の具合が悪くて食欲がない…。
口の中のトラブルで、フードが食べたいけど食べられない…。
飼い主さんはなんとか食べてもらいたい、カロリーを摂取してもらいたい。
その一心ではないでしょうか。
飼い主さんができることは何か。
いつものフードの与え方に工夫をすることで、猫がフードを食べてくれる場合があります。
今回は、猫を病院に連れて行く前や後に、すぐにできるフードの工夫をご紹介したいと思います。
※なるべく早めに動物病院を受診して、先生に相談していただくことを前提としています
食べやすいウェットタイプのフードにする
ドライフードを主食にしている場合は、一旦ドライフードは控えましょう。
やわらかくて、なるべくかまなくてよいウェットタイプにします。
口の中が痛い時や、かむ力がない時は、飲みこみやすくして、口の中にフードがとどまる時間を短くするのがベストです。
ウェットフードは水分量が多いため、水分補給にもなります。
ウェットフードは約75%が水分でできています。(ドライフードは約10%)
食いつきが悪いようであれば、人肌にあたためてください。
耐熱皿に出してラップをかけ、電子レンジで数秒チンします。
少し固形が食べられる場合は、形を優先
猫が食べやすいように、フードの形を優先します。
ウェットフードをフォークで細かく砕いて、円すいの形にします。
道路工事の時に置いてある、三角コーンや、とんがりコーンのイメージです。
先に向かって細いため、猫の口に入りやすくなります。
一口食べることができて、さらに食べ進めることができると、フードが平らになってきます。
平らになったらその都度、ウェットフードを円すいの形に整えましょう。
円すいが小さくなるまで繰り返してください。
固形が食べられない場合は、ペースト状のフード
ペースト状のフードを、猫の鼻先に持っていって食べさせるか、器に入れます。
ペースト状のフードのおすすめは、いなばCIAOちゅ~るです。
現在主食にしているフードを、ペースト状にする方法もあります。
- ウェットフードをミキサーにかける
- ドライフードとお湯でふやかして、ミキサーにかける
かまずに、なめられるペースト状になるまですりつぶします。
スープのフードは水分補給に最適
お水をあまり飲まなくなったり、飲む回数が減っている猫にはスープが最適です。
スープは水分補給が一番効率よくできます。
具が大きい時は、細かく砕いてください。
また、猫用のミルクも、水分と栄養を補うのに適しています。
フードをあたためて食欲をわかせる
食欲のない猫に、フードに口をつけてもらうため、嗅覚(きゅうかく)を刺激します。
ニオイをかいで美味しそうだと思ってもらえれば、食いつきもよくなります。
ウェットフードは少しあたためると香りが強くなり、鼻から猫に「美味しいごはんがある」と知らせることができます。
少量で高たんぱく質と高カロリーを
猫が少ししか食べられない時は、たんぱく質の多いフードを与えてください。
一回の摂取カロリーを高くするのが理想です。
高たんぱく質、高カロリーのフードは、カロリーエースプラスがおすすめです。
流動食タイプとムースタイプがあり、フードの上にかけたり、混ぜたり、シリンジで飲ませたりします。
自力で食べられない猫には、ペースト状のフードをシリンジで与えます。
シリンジを使う時は、口の脇にシリンジの先を入れて、のどに詰まらせないように少しずつゆっくりと流し込んでください。
高齢猫用のフードもよい
高齢猫用のフードは、成猫用のフードよりカロリーが低い傾向があります。
一方で、高齢猫が食べやすいように作られているので、胃が弱っているときやかむ力が弱くなっているときには、いつものフードより食いつきがよくなる場合があります。
手作りのフードにしてみる
市販のフードではなく、飼い主さんの手作りフードを与えてみるのも一つの方法です。
例えば、鶏のささみをやわらかく煮て、お湯と混ぜるとチキンスープができます。
ほかにも、アジやマグロ、さんまなどを焼いて細かくほぐしたり、すり身にするのもよいでしょう。
味付けは不要です。
魚は小さい骨までしっかりと取ってください。
器の高さと素材も重要
器を置く位置を高くする
床に直接置いた浅い器よりも、猫が座った時の口元の高さに合わせた器の方が、食べやすくなります。
フードが喉を通りやすくなり、首への負担も軽減できます。
台の上に器を置く、または脚付きの座高の高い器にして調整しましょう。
器を陶器、もしくは磁器にする
陶器や磁器は素材のニオイが無臭に近く、光の反射もほとんどないため、猫が最も嫌がりにくに器といわれています。
食事ごとに洗って、清潔な状態を保ってください。
お水の器も、陶器または磁器が理想的です。
こまめに替えて、いつも新鮮なお水が飲める状態にしましょう。
さいごに
猫の食欲がなくて、あまり食べられなかったり、口の中のトラブルで一度にたくさん食べられない場合は、フードを数回に分けて少しずつ与えます。
高たんぱくで高カロリーなフードを、工夫してあげてください。
フードの「形」や「大きさ」、「温度」はとても大事なポイントです。
また、フードとお水の「器の素材」を変えると、食いつきがよくなることもあります。
猫の健康状態や好みに合わせて、適した方法を選んでください。
※今回ご紹介したフードは、猫の健康状態によっては適さない場合があります。動物病院の先生とご相談ください
少しでも猫さんが、食べてくれますように。