※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
屋外に出る猫と室内飼育の猫では、平均寿命がどれくらい違うのでしょうか?
屋外に出る猫:約13歳
室内飼育の猫:約16歳
外出する猫は外出しない猫に比べて、平均寿命が約2~3年短くなっています。
以前は放し飼いが多かった一方で、現在は「完全室内飼育」を行うことが推奨されています。
「外出のリスク」と「室内飼育のメリット」
猫を外出させると高まるリスクは?
- 迷子になる
- 他の猫とケンカする
- 病気に感染する
- 交通事故にあう
- ご近所トラブルの原因になる
完全室内飼育を行うメリットは?
- 安全な居場所を確保できる
- 健康を守ることができる
- 病気に感染するリスクを減らせる
- 環境を整えられる
- 猫が快適に暮らせる
室内の危険な物と場所を知ろう
基本的に室内は安全な場所です。
しかし、室内には気をつけなければ、猫にとって危険な場所になってしまいます。
猫が誤食やケガをしないよう、室内の「危険な物」と「場所」をしっかりと認識しましょう。
今回は、室内での危険回避のポイントや、安全な室内環境作りのために飼い主さんができることをご紹介します。
猫が誤食しやすい物トップ4
1.ひも類
猫は細長いひも状の物が好きなため、遊んでいるうちに飲みこむ危険があります。
2.輪ゴム、ヘアゴム
硬さが好きなゴムをかんでいるうちに、飲みこむケースが多くあります。
3.猫用おもちゃ、おもちゃの小さいパーツ
猫じゃらしの先端など、小さいパーツを飲み込んでしまうことがあります。
4.ビニール袋
遊んでいるうちに興奮してかんだり、誤食する恐れがあります。
頭にかぶって窒息するケースも…。
袋の取っ手部分も、ひっかかることがあるので危険です。
危険回避のポイント
猫は食べ物とそうでない物の区別がつかないため、危険な物を食べないように対策をしてください。
すぐにできる誤食対策は下記の4つです。
- 出しっぱなしにしない
- 使用したらすぐに片付ける
- 猫の手の届かないところに置く
- フタができるものは必ずする
リビング、キッチン、浴室は危険がいっぱい
リビングにある危険な物
薬、針、糸、電池
テーブルの上などに出しっぱなしの、小物を誤食する可能性があります。
エッセンシャルオイル(精油)
エッセンシャルオイル(精油)を室内に置くと、猫はオイルの成分を皮膚から吸収してしまいます。
猫は体内で成分を分解できないため、中毒症状や体調不良を起こすことがあります。
最悪の場合、死に至ることもあります。
アロマテラピーなどで、エッセンシャルオイル(精油)を使用するは気をつけましょう。
植物、観葉植物
植物は、有毒な物も多いため注意が必要です。
室内に置く場合は、毒性を有無を確認して、無害な物を置きます。
フィギュア、装飾品
小さい物は誤食するリスクがあります。
また、下に物を落とすのが好きな猫もいるため、落としたら割れる危険やそれを食べる危険もあります。
アイロン
熱くなったアイロンにさわってヤケドをする恐れがあります。
大きい水槽
熱帯魚や金魚の水槽は、猫がおぼれる事故に発展することがあります。
キッチンにある危険な物
キッチン用品
包丁、ナイフ、ブレンダーの刃、つまようじなどケガの原因になります。
スポンジ
スポンジは、かみやすく引きちぎりやすいため、ちぎった部分を誤食することがあります。
洗剤、漂白剤
液体や粉末の洗剤や漂白剤を、なめるリスクがあります。
ゴミ箱(生ゴミ)
フタがない場合は、ゴミをあさる猫もいます。
食べると危険な物があるため、フタは必要です。
排水口
食べ物のにおいがするため、手や顔を排水口に入れる可能性があります。
鍋、炊飯器
熱くなった鍋や、炊飯器の蒸気でヤケドをする恐れがあります。
浴室にある危険な物
洗剤、漂白剤、せっけん
洗剤をなめたり、せっけんをかじったりするリスクがあります。
洗濯機
フタが開けっぱなしの洗濯機の中に入って、出られなくなるケースも多くあります。
ドラム式洗濯機の場合、中から開けられず窒息してしまうこともあります。
中に猫がいないことを確認して、フタをしてください。
浴槽
水やお湯の入った浴槽に転落して、おぼれることがあります。
浴槽内の水やお湯は、必ず抜いてください。
お風呂のフタをしていても、ずれたり猫が開けたりするため危険です。
その他
電化製品のコード
コードをかじって、ショートさせたり感電したりするリスクがあります。
コンセント
コンセントにいたずらをして感電する危険があります。
誤食対策の収納
対策の一つとして、必要なものをすぐに出せる、使った後はさっと片付けられる、収納ボックスがおすすめです。
カラーボックスにぴったり入るサイズで、フタが付いています。
まとめ
猫が室内で安全に過ごすために大事なことは、誤食やケガの原因になる危険な物を置かないことです。
また、危険な場所での事故防止の対策をすることです。
猫は好奇心で口に入れたり、遊んでいる時にかんだりなめたりします。
特に、子猫や若い猫は誤食しやすいのでより注意が必要です。
常に心がける誤食対策は下記の4つです。
- 出しっぱなしにしない
- 使用したらすぐに片付ける
- 猫の手の届かないところに置く
- フタができるものは必ずする
「危険な物」と「場所」を常に意識して、猫にとって安全な室内環境作りをしましょう。
もし猫が誤食してしまった場合は、すぐに動物病院に相談してください。
その際に「誤食した物はなにか」と「誤食してからの経過時間」を伝えてください。