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災害が起こったとき、猫を守るためには、飼い主さんの日頃の準備と対策が重要です。
必要な物をすぐに用意できなければ、落ち着いて行動することができません。
そして、飼い主さんの焦った行動は、おびえて怖がっている猫をより不安にさせてしまいます。
猫はパニックを起こしたり、脱走してしまうことも…。
今回は、いつ起きるかわからない地震や台風・豪雨などに備えて、用意しておく物と日頃からやっておくことをご紹介します。
猫に絶対に必要な物リスト
キャットフード
キャットフードは最低1週間分を用意。
かさばりにくいドライフードが適切です。
療法食(特定の疾患や健康状態に合わせて作られたフード)は、入手が困難になるため普段のフードより多めにストックします。
水
基本的には500mlのペットボトル1本分の水を用意。(多頭飼いの場合は頭数分)
慢性腎不全の猫の場合は、500mlのペットボトル2本分。
ペットシーツ
最低1週間分を用意。
猫砂は重くてかさばるため、ペットシーツがよいでしょう。
薬(持病がある場合)
動物病院に行くことができなくなったり、入手が困難になることを想定して、薬は最低1週間分を用意します。
上記に加えて準備しておく物リスト
おやつ
カロリーの高いドライタイプのおやつを用意。
災害によるストレスで食欲がなくなったり、食欲が低下したときに与えます。
食器
食事用と水用の皿を用意します。
使い捨ての皿や折り畳み式の皿など、軽くて小さい物がベストです。
ビニール袋
食べ残しのフードやペットシーツを捨てるときにビニール袋を使用。
まわりを汚さないように、食器やペットシーツの下に敷きます。
濡れたものを入れたり、ビニール袋はあると便利ですので7枚以上は用意します。
タオル
タオルや布は、防寒対策やキャリーをおおうのに必要です。
また、猫のニオイがついている物(普段使っているタオルなど)は猫を落ち着かせてくれます。
猫の写真
顔のアップと全身の写真を1枚ずつ。飼い主さんと一緒の写真があるとより良いです。
健康手帳
かかりつけでない病院を受診する場合、健康手帳はスムーズな診療に役立ちます。
スポイト
災害によるストレスで水を飲まなくなったときや、流動食にスポイトを使用します。
おもちゃ
お気に入りのおもちゃは、猫の不安や緊張を緩和してくれます。
避難用に準備しておく物リスト
- 首輪/ハーネス、リード
- 洗濯ネット
- キャリー
準備のポイント
準備した物はバラバラに置くのではなく、すぐに持ち出せるよう「猫用避難袋」としてひとまとめにします。
消耗品は最低1週間分を用意する。
※2つ以上ストックしておき、1つ使ったら1つ補充する「使いながら予備を購入する方式」がおすすめです
日頃から猫とやっておくこと
首輪/ハーネス、リードにならす
避難先で一時的にキャリーから出す際に使用します。
はぐれないようにするため、そして行動をコントロールするために、首輪/ハーネスやリードは必要です。
嫌がったり外そうと暴れる猫もいるため、子猫のうちから使うとよいでしょう。
ハーネスはなれていないと、猫に装着した際、猫がうまく歩けない場合があります。
最初はうまく歩けないため、段差から落ちたりする危険もありますので、目を離さないようにしてください。
ストレスにならない程度に、室内や病院などへの移動でつけて少しずつならしてください。
キャリーにならす
避難先への移動にキャリーを使用。
また、猫の居場所・隠れる場所として使用します。
キャリーはしまいこまず、ドアやフタを開けてリビングなど猫が好きな所に日常的に置いておきます。
安心できる場所、逃げこめる場所として定着させましょう。
避難用のキャリーは軽量の物、リュックタイプや肩からかけられるタイプが適しています。
ペットシーツでトイレができるようにする
避難先まで猫砂を持っていくことができない場合に備えて、トイレの訓練をします。
トイレを猫砂だけでしている猫は、ペットシーツにできない場合があります。
ペットシーツをトイレの隅に置いておく、またはおしっこのにおいをつけるなどして、ペットシーツにトイレができるよう訓練が必要です。
マイクロチップを装着する
万が一はぐれてしまったときのために、動物病院でマイクロチップの装着をしてもらいます。
マイクロチップ装着後は、データ登録を必ずしてください。
まとめ
災害が起こったとき、猫を守れるのは飼い主さんです。
災害時や緊急事態に備えて、必要な物を「猫用避難袋」にまとめましょう。
キャリー、首輪/ハーネスとリード、ペットシートを日頃から使用し、猫にならしてください。
飼い主さんが落ち着いて行動できるよう、しっかりと準備することが大切です。
今回ご紹介した準備物リストを使って、この機会に準備と対策を始めましょう。