※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
猫はマイペースで、単独で行動するのが好きなイメージはありませんか?
- 群れないのはなぜ?
- なんでそんなにクールなの?
猫の行動は狩猟時代の習性に由来します。
猫との日々の暮らしをよりよくするために、猫に関する基礎知識を学ぶことは大切です。
今回は、猫の習性や性格についてまとめました。
狩猟生活の基本は単独行動
猫の祖先である「リビアヤマネコ」は、単独で狩りをする優秀なハンターでした。
ネズミやウサギ、小鳥、昆虫などの獲物を狩って暮らしていました。
猫が単独行動を好むのは、群れで狩猟をする犬とは異なり、単独で獲物を探し出して捕らえるハンターの習性が残っているからです。
朝夕に活発になるのも狩猟生活の行動
「リビアヤマネコ」は、熱く乾燥する砂漠地帯に生息していました。
砂漠で狩りを成功させるため、日中は寝て体力を温存し、明け方と日が暮れる前に狩りを行っていました。
明け方と日暮れ前の薄暗い時間は、夜目のきかない鳥などを捕らえやすい時間帯です。
猫が1日の約3分の2を寝て過ごすのは、ハンターの習性のなごりであり、無駄な動きをせず狩りに備える行動なのです。
今でも狩りの時間である朝と夕方は、猫の血が騒ぐようです。
そのため早朝に食事を催促したり、うす暗い時間に猛ダッシュするなど活発になります。
クールな性格は身を守るため
群れを作らず単独で行動する動物には、ピンチの時やケガをした時など、助けてくれる仲間はいません。
自分の身を自分で守らなければならないため、慎重に行動するようになったと考えられています。
クールに見えるのは、危険回避と慎重に行動する性格によるのかもしれません。
お土産をくれるのはなぜ?
猫が捕まえた昆虫などを飼い主さんの元へ持ってきて、見せてくれることはありませんか?
理由はいくつかありますが、その一つは捕らえた獲物(お土産)を飼い主さんに自慢しているからだそうです。
お土産をもらった時は、驚いたり怒ったりしないようにしましょう。
猫は「すごい」とほめて欲しいようです。
高いところが好きなのはハンターの本能
猫の祖先は森で暮らし、木の上に住んでいました。
狩猟の際に木の上で待ち構え、地上の獲物に襲いかかって狩りをしました。
高いところは、オオカミなどの敵が登ってくることが少なく、猫にとって安全な場所でした。
木の上は獲物を狙うのに最適な場所であり、自分のなわばりを見はる場所でもあったのです。
猫のすぐれた身体能力
猫のすぐれた跳躍力や瞬発力は、ハンター時代のなごりです。
猫は木の上に住み、1日に何度も獲物を捕らえる中ですぐれた身体能力を得ました。
後ろ足の筋力の発達により、猫は自分の体の高さの5倍(約1.5m~2m)までジャンプすることができます。
何か起こったときには、高い瞬発力で素早く飛び出すこともできます。
また、平衡感覚がすぐれており、高い所から落ちてもすぐに体の向きを回転させ、体勢を立て直すしなやかさを持っています。
狭いところは安心できる・落ち着ける場所
猫は狩猟時代、外敵から身を守るため、木の上だけでなく木のうろ、茂み、洞穴や岩のすき間など、もぐりこむことができる場所に住んでいました。
こういったところは見つかりにくく、猫にとって安心できる場所なのです。
段ボールの中や紙袋の中、家具のすき間など狭いところに入るのはそのなごりです。
猫が何匹も狭いところでぎゅうぎゅうなっているのは、体を寄せ合うことで安心し落ち着いている状態だからです。
毛づくろいは体臭を消すため
猫はひんぱんに毛づくろいをします。
毎日毛づくろいをすることで汚れを落とし、体を清潔に保ちます。
猫が毛づくろいをするのは、狩りに備えて体臭を消し、獲物に自分の存在に気づかれないようにするためといわれています。
まとめ
猫の習性と性格は、かつて猫が砂漠に生息していた頃の習性からきており、様々な習性が今も色濃く残っています。
常に単独で狩猟をしていた猫は、単独で行動することを好みます。
ハンターの本能により、高いところや狭い場所が、安心できる・落ち着ける場所になりました。
1日の大半を寝て過ごし、朝夕に活発に行動するのは、狩りを成功させるための習性のなごりです。
「猫の習性や性格のなぜ?」を解決し、理解を深めることは、猫との日々の暮らしを豊かにしてくれますよ。