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  3. 猫にとって危険な食べ物って何?注意するべき主な食べ物・食材【要注意】

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人が普段口にしている物、身近な物でも、猫にとっては危険な物がたくさんあります。

キャットフード以外の食べ物を与えるときは、注意が必要です。

注意して与えなければ、中毒を起こしたり、最悪死に至ることがあります。

今回は、猫に与えてはいけない食べ物、猫にとって危険な食べ物をまとめました。

テーブルの上の人間の食事と黒猫

人用の食事を与えない

人にとって美味しい料理でも、猫にとっては、危険な食材が含まれていることがあります。

人用の食事は、塩分が多すぎるため、猫の腎臓に負担がかかり、健康障害を引き起こします。

人用の食事を与えると、猫は「人が食べている物を食べてもよい」「美味しそうだから食べたい」と思ってしまいますので、人用の食事を与えるのはやめましょう。

また、人用の薬やサプリメントも与えてはいけません。

与えてはいけない食べ物

ネギ類

タマネギ、長ネギ、ニラ、ニンニクなど

赤血球を壊す成分が含まれているため、貧血や血尿を起こしたり、死に至る危険があります。

ネギ類を使った料理、ハンバーグなども危険です。

調理に使った器具も、注意してください。

(包丁、まな板、皿、フライパンなど)

生の魚介類、生の甲殻類

魚の内臓、イカ、タコ、貝(あわび、さざえなど)、エビ、カニ

ビタミンB1を分解する成分が含まれているため、消化不良や下痢、嘔吐の原因になります。

骨付きの肉、魚

魚の骨・肉の骨が喉に刺さったり、胃や腸など消化管を傷つけるおそれがあります。

鶏の軟骨はOKですが、細かく切って与えてください。

ブドウ、レーズン

ブドウは少量でも、嘔吐や下痢、腹痛を引き起こします。

場合によっては、急性腎不全になるため与えてはいけません。

特に、ブドウの皮は要注意です。

チョコレート、ココアなどのカカオ類

カカオに含まれる苦み成分(テオブロミン)が中毒の原因になります。

嘔吐、下痢、けいれん、発熱、神経系異常などを引き起こします。

食べた量が多い場合、死に至ることもあります。

ナス科の野菜

ナス、トマト、ジャガイモなど

嘔吐、下痢、呼吸困難、めまいなどを引き起こします。

実よりも芽や葉が危険ですので、注意が必要です。

アルコール

猫にはアルコールを分解する酵素がありません。

香辛料

コショウ、トウガラシ、カレー粉など

刺激が強いため、下痢や胃腸炎を起こすおそれがあります。

ナッツ類

アーモンド、ピーナッツ、くるみ、マカダミアナッツなど

脂質が多いため、消化不良や中毒の原因になります。

その他

アボカド、マンゴー、パパイヤ、イチジク、モモ、アンズ、ウメ、ガム(キシリトール入り)など

注意が必要な食べ物

大量に与えたり、長期間与えると、健康障害を引き起こす可能性があります。

人用の牛乳

猫は、人用の牛乳に含まれる乳糖を分解できないため、下痢やアレルギー症状を起こします。

また、人用の牛乳は高カロリーですので、肥満の原因にもなります。

猫用のミルクを与えてください。

塩分の多い加工食品

ハム、チーズ、塩鮭、魚の干物(シラス干しなど)、スルメ、カツオ節など

塩分の取りすぎになるため、注意が必要です。

人用の甘いお菓子

生クリームやあんこなど使用のお菓子は、糖分と脂肪分が多すぎるため、肥満や胃腸炎などを引き起こします。

煮干し、あおのり、ミネラルウォーター(硬水)

マグネシウムの取りすぎにより、尿石症になることがあります。

ほうれん草

シュウ酸の取りすぎにより、尿石症になることがあります。

レバー

ビタミンAの過剰摂取により、食欲不振や骨の変形、関節炎を起こす可能性があります。

生の肉

寄生虫(トキソプラズマ)がいたり、腐敗していることがあるので、必ず加熱したものを与えます。

生の卵

生の卵白が皮膚炎や成長不良を引き起こすため、加熱したものを与えます。

カフェインを含む飲み物

コーヒー、紅茶、緑茶など

カフェインは刺激が強すぎるため、下痢や嘔吐、失禁、けいれんなどを引き起こします。

さいごに

人が普段使う食材や、身近にある物でも、猫にとっては危険な物がたくさんあります。

それらは、猫の健康に害をもたらすため、「与えてはいけない食べ物」と「注意が必要な食べ物」をしっかりと頭に入れておく必要があります。

キャットフード以外の食べ物を与えるときは、危険ではないかしっかりと確認しましょう。

※今回挙げた食べ物は一部です。全てではありません

そして、忘れがちなのが「調理器具」です。

人の食事を調理した器具には、猫にとって危険な食べ物の成分がついている可能性がありますので、注意してください。

誤って危険な食べ物与えてしまったり、猫が誤食をしてしまった場合は、すぐに動物病院に相談してください。